【購入編】中古マンション・中古戸建てを買うとき

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マイホーム選びは新築だけでなく、中古にもたくさんの優良物件が!中古マンションや中古戸建ての購入を決意したら、入居するまでにはどのようなステップが必要になるのでしょうか。契約や売主への確認事項などをスムーズに進める上で必要になるポイントを分かりやすく解説していきます。

ステップ①理想のライフスタイルを明確にする

マイホーム探しでは「今後どのようなライフスタイルを送りたいか」を明確にし、ご家族で共有することがとても大切です。「どの街で探そうか?」「広さはこのくらいは絶対にほしい!」「こども部屋は2つ必要になるかなぁ」「通勤時間は1時間以内にしたい」など譲れない条件が何かを決めておけば、ご家族の意見が分かれたときや迷ったときの道しるべになりますよね。またご家族やご友人などマイホーム購入の先輩方からアドバイスをうけておくことも、スムーズな物件選びには欠かせません。

ステップ②中古物件の情報リサーチする

中古マンション・中古戸建て探しには検索サイトなどを利用して自分で行う方法や、仲介会社に依頼する方法があります。

  • 仲介会社の役割

    中古物件の売買においては、売主と買主の間に仲介会社が入るのが一般的です。契約前の売主と買主それぞれの意向を調整したり、契約に関わる事務作業を担ってくれます。地域に根ざした仲介会社であれば、売りに出された優良物件の情報をいち早く手に入れることができます。

ステップ③気になる物件があれば、さっそく現地見学へ!

リサーチした中古物件の中から気になるものをいくつかの物件まで絞り込んだら、現地見学に行きましょう。中古物件は売り出し段階では売主がまだ住んでいるケースが多いので、現地見学をしたい場合には仲介会社への予約が必要になります。

  • 現地見学のポイント

    見学する際には間取りや収納の使い勝手、陽当たりや設備などを確認しましょう。気になった点はどんどん仲介会社のスタッフに質問を。スタッフから売主に確認してくれます。また、物件の周辺の地域環境や雰囲気も確認しておくことが大切です。

ステップ④修繕の必要性や管理状況を確認する

中古物件には修繕が必要になるケースもあります。塗装の剥がれやコンクリートのひび割れ、敷地周りが清掃されているかどうかで管理状態を予想することが可能です。また、プロに住宅診断を依頼するという選択肢もあります。希望が中古マンションの場合は共用部分の状態や、管理規約・使用細則、長期修繕計画の内容を細かく確認することが大切です。

ギモンに感じやすい用語解説

  • 共用部分:マンションのエレベーターのエントランス部分や廊下、駐車場など住民が共用で利用している部分のこと。
  • 管理規約・使用細則:駐車場に停めることができる台数や種類、飼育OKなペット、リフォームの際にしてはいけない事など、マンション住民が共通で守るルールを定めたもの。
  • 長期修繕計画:一般的にマンションは10年から15年に1度のペースで建物の劣化を防ぐため、大規模修繕を行う場合が多数です。現地見学に訪れた物件で大規模修繕が直近でどの時期に行われたか、今後の長期修繕計画に沿って修繕積立金が集められているかもチェックが必要となります。
  • 住宅診断:修繕の際にどのくらい費用がかかるのかを、プロに第三者的な立場から診断してもらうこと。物件の売主の同意はもちろん、診断料金がかかります。

ステップ⑤物件を決定、売主との交渉を経て売買契約へ

イメージ :: 物件を決定、売主との交渉を経て売買契約へ
  • 売買契約までの簡単な流れ

    希望の物件が決定したら仲介会社を介して、購入価格・手付金の金額・物件引き渡しのタイミングといった諸々の条件の交渉を売主と行います。購入条件が合意したら、重要事項説明を受けます。売買契約書に署名捺印して売買契約を結びます。設備や既にわかっている不具合などに関する説明が物件状況報告書や付帯設備表でされますので、しっかりと確認しましょう。

  • 売買契約で必要になるもの

    • 実印
    • 本人確認書類
    • 手付金(購入価格の10%ほどを現金か小切手で払います)
    • 契約書に貼る印紙代(購入価格により異なります)
    • 仲介手数料  など

    ギモンに感じやすい用語解説

    • 重要事項説明:法律により契約前に不動産会社が購入者に対して説明しなければならない事項として定められています。宅地建物取引士により物件と売買契約についての詳細事項が説明されます。この際、わからないことはすぐに質問して解決することが大切です。
    • 手付金:契約の際に売主へ預ける必要がある売買代金の一部を指します。物件価格の10%が基本になるので早めに用意しておきましょう。
    • 仲介手数料:契約が成立した場合、仲介会社に支払う報酬のこと。
      • 物件価格の3.24% + 6.48万円(税込)
    • 物件状況報告書:雨漏りのある箇所や、給排水設備の故障についてなど物件の不具合が示されています。生活に関わる施設や周辺地域の今後の開発計画について知ることができ、過去に事故や事件があったかどうかについても分かります。
    • 付帯設備表:どのような設備(エアコンや給湯器など)がある状態で引き渡されるのかが確認できます。不具合があるケースはそれを知らせた上で引き渡しとなるため、修理等が必要になることも。

ステップ⑥引き渡し、必要があればリフォームをする

  • 引き渡しについて

    仲介手数料の残金、住宅ローン借り入れ費用、登記費用などの支払いが引き渡し時に発生します。大きな金額になるので早めに用意しておきましょう。

  • リフォームについて

    不具合のある状態での物件引き渡しや、希望する仕様や設備がある場合は、リフォームをすることで快適な住まいに。入居前にリフォームを完了させたい場合は、早めにリフォーム会社に相談しておくことをオススメします。